私は開業するまでに七年ほど整骨院や整形外科といった施設で働いていました。

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そこではありがたい事に多くの方に支えられ、未熟ながらも患者様に携わり、多くの経験をさせていただきました。

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様々な事を教えてくださる上司や同僚、時には𠮟咤激励し刺激をもらいながら日々働き、七年という年月の後、いがらし整体院の開業に至りました。

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実は会社員時代、多くの患者様と携われると言ってもイチ会社員としては限界を感じていました。

なぜなら

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・もっとこうした方が良い！と思っても会社のマニュアルに則りできなかったり

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・１人の患者様を毎回違う人が施術したり

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・保険という制約の中、5分から10分の患部のみの良くならない施術で歯がゆい思いをしたり

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・やっと多くの方を担当できるようになったと思っても、定期的な移動があり、また関係性を一から築き上げる必要があったりと

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どんなに治したいと思って頑張っても、『マニュアル通りで必要の無い事はしなくて良い』と言われ、納得のいかない事が多々ありました。

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会社としては「どんな人でも同じような一定の結果の出せる素晴らしい方法」かもしれませんが、受け手側になると毎回違う人、同じ施術でも人によって微妙に違う施術。不安にさせてしまった事も多くあったのが現実です。

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苦しい思いもしながらも「会社としてのシステムの一部」として割り切り仕事に奮闘してきました。

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そしていつまでも納得のいかないまま人生終わりたくない。

​と思い一大決心をしました